■ダイワ 22トーナメントISO LBD■
最先端のスペックを纏って生まれ変わった『トーナメントISO LBD』。数々のアップデートがなされたなかで、最も大きな変更点が「モノコックボディ」です。
モノコックボディとは、ワンピースで成型された軽量・高剛性ボディのこと。従来のボディは、「ボディ」「ボディカバー」という2つのパーツで構成され、これでドライブギアの両端を保持し、スクリューで固定する構造でした。
しかしモノコックボディは、その名のとおり1つのパーツで形成されるボディです。ドライブギアは一方をエンジンプレートで、もう一方をボディで支持します。エンジンプレートはそれ自体が大きなネジになっており、これをボディにねじ込むことによって高精度にボディに固定され、ドライブギアを支持する構造になっています。
構造が単純化されたことで、大きな負荷が掛かってもボディが撓みにくく、2ピース構造のボディのような合わせ目でのズレも生じません。これによってギアの支持精度とボディ剛性が高まり、巻き上げパワーや耐久性が向上。そしてもうひとつ、かつてないレベルまで進化したのが、ボディの“機密性”です。
精密機械であるリールにとって、海水(塩水)は大敵ともいえるものです。ボディ内部に侵入した海水はやがて結晶化し、塩噛みという現象が起こります。塩噛みが起こると回転不良が生じ、程度によっては完全に固着することもあります。
ダイワのLBリールは全機種にマグシールドを採用しており、ボディとローター間からの海水の浸入はほぼありません。またトーナメントシリーズではドライブギアの支持部分にもマグシールドボールベアリングを配しているため、ハンドル周りからの浸水もブロックされています。
しかし、従来の2ピース構造のボディには必ず合わせ目が存在します。ボディが2つのパーツで構成されているかぎり完全に隙間をなくすことは難しく、高精度加工を施したとしても、微小な隙間から内部に水が入ってしまう可能性を排除できません。
モノコックボディには、浸水箇所になり得るボディの合わせ目が存在しません。エンジンプレートとボディの間にゴムパッキンを配置。ブレーキ部とギア部は遮断された構造にすることによってギア部分への水の侵入を抑え、リアキャップをはじめとする各部にもゴムパッキンによるシーリングを施すなど、徹底して機密性・防水性を高めています。
磯の上で不意に波を被ることは日常茶飯事ですし、不注意で潮だまりにリールを落としてしまうこともあるでしょう。しかしモノコックボディであれば、釣行後に真水で洗浄するだけでOKです。
マグシールドとモノコックボディ、2つのテクノロジーが生み出す究極の防塵性と防水性を得た「トーナメントISO LBD」。ダイワの最高峰LBリールにふさわしい総合性能は、使い込むほどに実感していただけることでしょう。
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TOURNAMENT ISO 競技LBD
競技会を席巻する最速スペック。
ギア比7.6 、ハンドル1回転あたりの巻取り長さ 114cmは、DAIWA LB史上最速のスペック。高速巻取りで根に入られるのを防ぎ、釣り人主導のやり取りを実現する。スピーディな取り込みと仕掛け回収で、手返し効率をアップし、大型グレとも余裕のやり取りが可能。
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TOURNAMENT ISO 2500XH-LBD
幅広い状況に対応するオールラウンダー。
競技LBDと同仕様のZAIONハンドルと「ATD TYPE-L」に、 3000XHと同じギア比6.8、巻取り長さ103cmのギアを搭載したオールラウンドモデル。口太&尾長、磯際〜本流狙いと、磯フカセの幅広い釣り方、シチュエーションに対応する。
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TOURNAMENT ISO 3000LBD
パワーで大型をねじ伏せるローギアモデル。
ギア比5.3、巻取り長さ80cmのギアを搭載。ハイグリップT型ラージノブを採用したローギアモデル。大型魚のやり取りにも動じない、シリーズ最強のパワーが持ち味。ドラグにはカーボンワッシャー仕様の「ATDタフ」を採用し、ハイテンション域での攻防をサポート。
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TOURNAMENT ISO 3000XH-LBD
大型尾長と闘うためのスペシャルモデル。
ギア比6.8、巻取り長さ103cmのギアを搭載。フィールドテストで数多くの大物と闘い、史上最高レベルの対応力を磨いた大物仕様。圧倒的な巻上げパワーと、タフなドラグ、強力なブレーキの総合力が、一瞬の判断を要求される大型尾長狙いでポテンシャルを発揮。